肛門はもともとおしりの穴です。普通はそこを便がスムーズに通過するのですが、便秘などで強く踏んばったり、硬い便が通過する時に、肛門のまわりと便がすれてしまい、そこからばい菌がはったりすることで「痔」になってしまいます。いつも清潔にするよう注意が必要です。
痔と言ってもいくつかの種類があります。ここでは「3大疾患」とも言われる痔の症状を説明します。もし不安になる要素があったら、専門医に相談してみましょう。
 
 
ページの説明で、難しい専門用語が含まれる事があります。どの部分を指しているんだろう?といった時のために、ここで一部簡単に紹介しておきましょう。

いぼ痔イラスト
1. 直腸
2. 歯状線 - 直腸粘膜と皮膚の境目
3. 肛門小窩 - 痔ろうの時のバイ菌侵入口となるくぼみ
4. 肛門管上皮
5. 内括約筋 - 無意識の内に肛門を閉めている筋肉
6. 外括約筋 - 意識的に肛門を閉めた時に働く筋肉
7. 靜脈叢 - 直腸粘膜下の静脈が網状に集まったところ
 
 

いぼ痔イラストいぼ痔は2種類あります。肛門の内側にイボのようなものが出来るのを内痔核といい、大量に出血することがありますが痛みが少ないのが特徴です。肛門の外側(触って分かる所)に出来るのが外痔核で、肛門部に丸く突き出て、痛みをともないます。


1. 内痔核 - 歯状線より上で靜脈叢の中にうっ血がおき膨らんだもの。
この部分には痛覚の神経が無いため、痛みは感じない。 便時に出血や脱出(→3)を認めることがある。大きいものは手術が 必要となる。
2. 外痔核 - 歯状線より下にできる痔核で出血は少なく、手術になることも少ない
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どういう時になってしまうんだろう??

便秘、下痢、不規則な食生活、冷えなど。
 
 
 
切れ痔イラスト肛門管上皮のキズを切れ痔(裂肛)といいます。切れ痔は痛みが強いのに、出血が少ないのが特徴で、硬い便をした時や下痢などで起こります。

歯状線の肛門小窩にバイ菌が入りこみ化膿を起こし、膿がたまります。この状態を直腸周囲膿瘍といい、強い痛みをともないます。
また、膿を出せば痛みは治まりますが、膿がたまっていた所がそのまま膿のたまりやすい管になってしまいます。この状態が痔ろうです。

この場合、ばい菌の入り口である肛門小窩の部分を含めた手術を行わないと、治りません。
 

1. 痔瘻 - 肛門小窩よりばい菌が入り、化膿を起こし、それが外側に破れ、図のような管ができたもの。手術をしないと治らない。
2. 肛門・直腸周囲膿瘍 - 肛門の周囲のおできのこと。
痔瘻の急性期の状態である場合が多い。
3. 裂肛 - 肛門管上皮常のきず。強い痛みと少量の出血が特徴。硬い便や下痢で起こる。
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どういう時になってしまうんだろう??

(切れ痔)硬い便をする時、下痢症状を出している時
(痔ろう)下痢、お酒の飲みすぎ、腸の病気(大腸炎など)の時。

 
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